NO.15/WELCOME TO THE CITY…WAR!!
2011年 05月 29日
今朝も、ご機嫌なお天気。アメリカの6月は気持ちいい。
早起きしてWest VirginiaのFayettevilleからスタートです。
ルート19~16を走る、50マイルくらいの間、目に飛び込む景色は、
澄んだ空気と朝の光で、よりキレイに見えました。
朝早いせいか、人がほんとにいないのか、わからないけど、
傾いて錆びた看板、古い字体や建物、爽やかな光と少し寂しげな感じが、
写真を撮りたい気分にさせます。
ドライブインとかかれている建物。
中をのぞいてみた。つぶれちゃったのかな?
こうして、朝の光の中、写真を撮りながら、少しずつ進みました。
West Virginiaの人たちの普通で穏やかな生活を感じながら。
この車は、多分60年代のフォード、サンダーバード、かな?
こちらは、ポンティアックさん。
ウエストバージニア州は、アメリカの中でも個人所得の低い州で、
映画「羊達の沈黙」の中で、ジョディフォスター演じるFBI婦人捜査官も
そんな貧しい環境から出てきたという設定でした。
道のすぐ近くまで山が迫り、谷間の狭いスペースに、ひっそりと
トウモロコシ畑が植えられていたりして、どこか日本の片田舎的です。
又、炭坑の多い所なので、曇り空だと暗い感じですが、
本日はアメリカ晴れのせいか、すごく明るいです!
旅博士のちゃまくんは、走りながら、しきりに、
「岩手の山奥にいるみたいだ」と頷いていました。
途中、アンティーク屋さんやpownshop(質屋)を覗いたり。
面白いもの、ないかなぁ?
カウボーイハットにつける、ピンバッチたち。
かわいかったなぁ〜、なんで買わなかったのかしらぁ。
Beckleyって町でうろうろ。
Thriftshopでkedsのださぁい靴、3足で$5しなかったよ。
ドーナツ食べながら、地図をみて、思案中のちゃまくん。
確か、Sophiaって町だったかな、downtownを見終わった後、
町のはずれに、Needful Thingsって、不思議なお店見つけました。
レトロな、可愛い帽子やアクセサリーがたくさん!
私の好きな鳥小屋もあった!自分でもたまに作るのです。
だれかさんのフォークアート作品もあちこち置いてあって、
とぼけた、ださかわいいもの達を連れて帰る事に。
古ーい布でできた、ピンクッションもいくつかお買い上げ。
何とも言えない、primitiveなもの達に、釘付けなのでした。
ほうきを持ったこの子も今は、我が家にいます。
ちゃまは、炭坑のヘルメットがお気に入りのご様子。
畑違いな?いろんなものが、不思議なセンスで所狭しと置いてあって、
なんだか、自分家と少し似てるな〜って、親近感わいちゃいました。
楽しくってすっかり長居しちゃったお店。
店員さんも素朴なアーティストって感じの素敵な人だったな。
ここでは、布、帽子、お皿、人形、クッション、カゴバック、
アーミーベスト、ヘルメット…たくさん買い物しました。
こうゆう発見があるから、旅って、やっぱりたのしいっ!
しばらく走っていると、道端にスイカがたくさん!!大きいひと玉$6.99
暑くなってきたし、ちょうど良い!食べよう食べよう。
ずっしり重ーい中身は、真っ赤でした。
アメリカのスイカは、種がでかい!
日本のみたいに上品じゃなく、黒い大粒の種が、ゴロゴロしていた!
ちゃまと、口に含んでは、ぴゅっと種を飛ばしていました。
甘くて美味しい〜。旅の道中、空の下で食べるとますます、美味しいなぁ。
Mullensって町の、かわいいゴミ箱。
お昼になってくると、グンと気温が上がって暑くなってきました。
Pinevilleって町でお昼ごはん。
Pinnacle drive-inに入りました。
ああ、おなかすいた〜、何にしよう。
チーズバーガーに、トマトスープ、コールスロー、
チリビーンズに、Peasってかすかに甘い豆。
田舎で食べる手作りファーストフードは、意外にとても美味しいです。
Welchの道っぱた、indoor FLEA marketをのぞいてみる。
味のあるブーツを試着するちゃまくん。
小さな町をいくつかぬけて行くと、WARという名前の町が!
アメリカには変わった町名が結構多いけど、さすがにWARにはびっくり。
「WARって、戦争・・・だよね?」
ドキドキしながら、歩いて見学する事に。
少し湿気っぽく重い空気の様で、見るものは朽ちていると言うか、
乾き切っていると言うか、熱砂のような感じの町、WAR。
自分の住所がWARだったら、ちょっと、やだなぁ〜と思いながら、
記念にWARの郵便局から、自分宛に手紙を出してみた。消印はWAR。
WARを出て、10マイルほどでVirginia州に入りました。
ここ3日位、山やまヤマ〜な景色ばかりで、そろそろ海が恋しいなぁ〜。
車の調子が悪くって、ちょっと心配だったから
Tazewellって町のガソリンスタンドで見てもらう事に。
タイヤの空気圧が少し下がっていただけだったみたい。よかった。
ルート19から689に入る。
ここから程近いHolstonという町は、
Carter Familyが生まれ育った所なんだって。
Carter Familyの代表曲の一つ、
WILDWOOD FLOWERの録音は1928年、また、
KEEP ON THE SUNNY SIDEの録音も1928年。
今に続くアメリカのフォークミュージックの流れは、
間違いなく、このカーターファミリーから始まったと言えます。
そういえば、私の好きなKATE WOLFのバックバンドの名前は、
"WILDWOOD FLOWERS"でした。
また、JUDY COLINSのレコード会社名もWILDWOOD FLOWERです。
Carter Familyは、現代のミュージシャンの憧れや原点の一つの様です。
なんてのどかで、穏やかなところなんだろう…。
通り過ぎる人が、笑顔で手を振ってくれたり、
美しい牧草地帯、ゆっくりと時が流れていて、
まるで7月の北海道の様な感じでした。
黄緑色の芝や白い壁に、落ちて揺れる木漏れ日が、キラキラきれい。
↑この赤い扉は、↓この教会の扉です。
そして、日もだいぶ傾いて、19:20頃、Tennessee州に入りました。
バイクのおふたりさんを追い越します。
Erwinって町にたどり着きました。ここで、夕ご飯にしよう。
ブリトー屋さんみたい。ここに着いた時、明るいけれど20:00頃でした。
かわいい店内、メニューが豊富です。
カッコいい親子だなぁ〜。
この子、すごく可愛かったぁ〜!
何にしようか悩みます。
ちゃまは、ブラックビーンズが好きなので、すぐ決まったみたい。
わたしは、ブラックビーンズやチーズ、サルサソース、スパイシーチキン、
スタッフドライス、レタスを、トルティーヤでくるんだ、Burritoに。
おつまみにナチョスも頼んじゃった。色々食べてみたいんだもの。
すごいボリュームなのです。お口の中でいろんな味が交錯しまふ〜。
メニューのはしに、感動をメモする私。
トイレの中には、ちびっ子からのかわいらしいメッセージが。
手作り感満載な、美味しい、良いお店でしたぁ。
Tennessee州、Erwinのモーテルに泊まります。
出来事、盛りだくさんで、あまり進まず、本日の走行距離は311マイル。
ああ〜なんて長い一日、日記つけるの半日がかり!でした。
でも、地図見て、写真見て、メモや資料見て、楽しい作業なのです。
今日も見にきてくれて、ありがとうです。
にほんブログ村
↑海外旅行のブログランキングに参加してます。
ポチッと応援お願いします!励みになります〜。